誕生日を迎えて22歳になりました。
紅茶大伯爵(@kt_earl)です。
思い返せばこのブログは去年の誕生日に作ったものでしたね。全然更新していませんでしたがオーストラリアに来てからは頻度が上がっています。
今回はシェアハウスの隣部屋に住むムスリムカップルのお話です。
私はホームステイをせずに、知り合いの家に1週間住んでシェアハウスを探して今の住居にたどり着いたのですが、やっぱりホームステイとかデミペアの有り難さってのが想像できます。
現地人の家に住むということはそれだけ現地の言葉で喋る機会と綺麗な現地の生の言葉を聴ける機会が増えるわけで少々高くついてもそれだけの価値があるんだろうと思っています。
シェアハウスでの隣人とのやり取りは英語ですが彼らカップルはイスラム語でやり取りしますし旦那さんの方は結構英語がつたないので、ガチ目に現地語できる家庭の中で暮らす方が上達にガッチリ繋がるだろうというわけです。
では、Twitterでもちょいちょい書いてますがそんな彼らとの生活の一部を書いていきます。
・ボートでオーストラリアまで来た
顔を合わせてから2週間、毎日ずっとこのネタを聞かされました。
イギリスかアメリカか日本かオーストラリアか迷った挙句、イギリスは追い返されるだろうしアメリカは遠すぎるし日本も道が面倒だからオーストラリアにしたそうです。
何人かとそれぞれ小舟で出発したけれど、魚を素手で捕まえて日光で調理したり夜露を集めて飲んだりしているうちに何人か消えたらしいです。
イルカはいい奴とか血が出てないから鮫が襲ってこなかったぜとか言ってましたが本当かどうかはわかりません。
イランからどっかの島まで行ってそこからボートなのかもしれないなぁとか思って聞いてます。
一緒に行く???とかめっちゃ聞いてきました。
※最近はボートから映画にネタが変わってきました。毎晩のように「ジャングルブック」行こう!というので先週行ったらそれ以来シネマシネマ言ってます。
・兄弟がヤクザ
5年前に日本に行った時に「テロリストだろ!」と言われて入国拒否された彼ですが、兄弟が沢山います。
イランだけでなくオーストラリアだとかにも散らばっていて、その中のひとりは日本でヤクザをやってます。
ドラッグを売ってるらしい。
あなたが路地裏やクラブの隅で白い粉を持ったイスラム顔のヤクザを見かけたらそれかも知れませんね。
・善人
この隣のイラン人、すごい善人です。
故郷の家族は生活に困っていないのに毎年数千ドル(イランだと家が買えるレベル 妻談)を送っていたり、友人に仕事を紹介したりなんとかなんとかしてます。
しかし、恩を与えても、家族は故郷の作物のひとつも感謝の言葉も送ることなく、友人を紹介したせいで社長からクビにされた(友人は新入りで賃金が安いから)のになんの御礼もないそうです。
恩を仇で返されまくってます。
それでも彼は不満ひとつ言いません。
奥さんはそれが不満です。
むしろ私たちの方が困ってる!だそうです。
・「How are you」が効かない
数時間顔を合わせないだけで「How are you」してきます。
毎日数回「How are you」されてイチイチ答えるのもだるいので、帰ってきて顔を合わせたら先制「How are you」カマすチャレンジを一度したことがあります。
「How are you」無効化スキルでもあるのか「How are you」返しされました。
さらに、「How are you」以外もほぼ同じことをメチャクチャ声掛けてきます。
彼の帰宅時に風呂にいようが関係ありません。
どこにいるの?元気?映画行こうぜ!こっち来て飯食えよ!
風呂にいてもそんな言葉が飛んできます。
お前さっき俺がメシ作って食っとったの見たやん、って時でも「こっち来て飯食えよ!」と誘ってきます。
ありがたいっちゃありがたいですけどね。
・友達がいない
オーストラリアに友達がいない。
来て数日でお気に入りフレンド登録されました。
そんなイラン人の彼の奥さんですが、イラク人です。たしかオーストラリアに住んで20年近かった気がします。
・敬虔
前述した通り彼らはムスリムでイスラム教ガチ勢なんですが、奥さんの方はちょっと敬虔すぎます。
ド定番の日本人答えづらさトップレベルクエスチョンの「宗教は何?」をぶつけられた時に「仏教徒」と答えた時にはそれとなくイスラム教の素晴らしさを伝えられました。
仏像とかブッダのことをディスられたのでもし俺が仏教ガチ勢だったら宗教間戦争勃発してまうぞってぐらいには仏像とかの偶像崇拝をディスってきましたね。
「今度コーラン見せてあげるから勉強しなさい」と言われたのでもしかしたらシェアハウスを出る時にはムスリムになっているかも知れません。
・すぐディスる
敬虔なのに関連してすぐディスります。
大家さんとちょっともめてた時も「愚かな女め」「私たちに嫉妬してる」だとか言ってました。
外であった人にも何か少し不備や不思議なところがあったりすると「嫉妬してるからあんなことするんだ」とか言います。
そこから世界にはそういう人たちがいるんやで、と私に教えを説き始めるのです。
・ワタニ
旦那さんはちょっとアホなので全く私の名前を覚えられないため「ジャパニ」とか呼んでくるのですが、奥さんのほうは完全カンペキに私の名前を覚える気がありません。
二日目ぐらいに「ワタニ」と呼ぶ宣言されました。
それからずっと「ワタニ」です。和民ワタミみたいでちょっと嫌だなと思いますがどこから「ワタニ」を引っ張ったのかとても謎です。
旦那さんに「またね」と日本語を教えたのが紆余曲折を彼女の中で経て「ワタニ」に変換されたのかも知れません。
こんなところで「ワタニ」なんて名前を授かるだなんて思ってもいませんでしたね。
・息子
私は息子みたいなもんらしいです。
そのためか分かりませんがいろんな食べ物を施してくれます。勝手に私の皿に盛るので使おうと思った皿がなかったりします。
何故か玉ねぎが好きだと思われていて付け合せに生玉ねぎ食うハメになってます。
あと、やたらトマトペースト混ぜた飯が多いです。
ちゃんと自分でメシ作ってるのでいらないなぁ〜と思うのですが感謝はしてます。
いろいろとおせっかい焼いてくれます。
・アリ
私たちは一階の部屋で生活しているのでめっちゃアリが出ます。
部屋の奥に穴が沢山あったりして壁の木材に住んでるんじゃねぇかってぐらい小さいアリが出ます。
大きい赤いアリもいますがそいつはデンジャラスらしいです。デンジャラスだからといって粉のタイプの殺蟻剤を買ってきてくれました。
ボロボロ死んでいくので部屋の掃除が大変です。
あ、ちなみに綺麗なタイル張りなので自室は靴を脱いでます。
他にもIHのコンロしかないのでカセットコンロ貸してくれてます。
そういう点ではとてもありがたいです。
いかがでしたでしょうか。
こんな人らとツチノコみたいなトカゲたち動物と生活を送っています。
共同キッチンなので豚とアルコールを一応禁じています。勝手に気を使ってるだけですけど円満に行きたいので。
安い豚肉が食えないのはちょっと痛いですね。
ハムとかも豚だし面倒です。バリエーションが減る。
アルコールについては誕生日に解禁してビール飲んでましたがバレて微妙な空気になりました。
旦那さんは寛容ですけど奥さんは他人の価値観にあまり寛容ではなさそうです。
例えば「豚肉は体に悪い」「7UP(炭酸)はお腹にいい」みたいな根拠どこにあるんだろう?みたいな事結構あります。素直に「豚肉は宗教でダメなんだ」ぐらいでいいと思うんですよね。
自分が食べれないからと言ってディするのは良くない。私も普通に美味しく食べてることを考慮して欲しい。とんかつDJアゲたろうが泣くぞ。
今のところそれ以外問題は無いので最後まで平和に行きたいですね。
ちなみに上の階にも別の人が住んでいるのですがほとんど交流がありません。
以上、隣人と釣りに行ってきた紅茶大伯爵でした。
コチラもさすがに夜は冷えてきました。
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紅茶大伯爵(@kt_earl)です。
思い返せばこのブログは去年の誕生日に作ったものでしたね。全然更新していませんでしたがオーストラリアに来てからは頻度が上がっています。
今回はシェアハウスの隣部屋に住むムスリムカップルのお話です。
私はホームステイをせずに、知り合いの家に1週間住んでシェアハウスを探して今の住居にたどり着いたのですが、やっぱりホームステイとかデミペアの有り難さってのが想像できます。
現地人の家に住むということはそれだけ現地の言葉で喋る機会と綺麗な現地の生の言葉を聴ける機会が増えるわけで少々高くついてもそれだけの価値があるんだろうと思っています。
シェアハウスでの隣人とのやり取りは英語ですが彼らカップルはイスラム語でやり取りしますし旦那さんの方は結構英語がつたないので、ガチ目に現地語できる家庭の中で暮らす方が上達にガッチリ繋がるだろうというわけです。
では、Twitterでもちょいちょい書いてますがそんな彼らとの生活の一部を書いていきます。
旦那さん(30代前半)のエピソード
・ボートでオーストラリアまで来た
顔を合わせてから2週間、毎日ずっとこのネタを聞かされました。
イギリスかアメリカか日本かオーストラリアか迷った挙句、イギリスは追い返されるだろうしアメリカは遠すぎるし日本も道が面倒だからオーストラリアにしたそうです。
何人かとそれぞれ小舟で出発したけれど、魚を素手で捕まえて日光で調理したり夜露を集めて飲んだりしているうちに何人か消えたらしいです。
イルカはいい奴とか血が出てないから鮫が襲ってこなかったぜとか言ってましたが本当かどうかはわかりません。
イランからどっかの島まで行ってそこからボートなのかもしれないなぁとか思って聞いてます。
一緒に行く???とかめっちゃ聞いてきました。
※最近はボートから映画にネタが変わってきました。毎晩のように「ジャングルブック」行こう!というので先週行ったらそれ以来シネマシネマ言ってます。
・兄弟がヤクザ
5年前に日本に行った時に「テロリストだろ!」と言われて入国拒否された彼ですが、兄弟が沢山います。
イランだけでなくオーストラリアだとかにも散らばっていて、その中のひとりは日本でヤクザをやってます。
ドラッグを売ってるらしい。
あなたが路地裏やクラブの隅で白い粉を持ったイスラム顔のヤクザを見かけたらそれかも知れませんね。
・善人
この隣のイラン人、すごい善人です。
故郷の家族は生活に困っていないのに毎年数千ドル(イランだと家が買えるレベル 妻談)を送っていたり、友人に仕事を紹介したりなんとかなんとかしてます。
しかし、恩を与えても、家族は故郷の作物のひとつも感謝の言葉も送ることなく、友人を紹介したせいで社長からクビにされた(友人は新入りで賃金が安いから)のになんの御礼もないそうです。
恩を仇で返されまくってます。
それでも彼は不満ひとつ言いません。
奥さんはそれが不満です。
むしろ私たちの方が困ってる!だそうです。
・「How are you」が効かない
数時間顔を合わせないだけで「How are you」してきます。
毎日数回「How are you」されてイチイチ答えるのもだるいので、帰ってきて顔を合わせたら先制「How are you」カマすチャレンジを一度したことがあります。
「How are you」無効化スキルでもあるのか「How are you」返しされました。
さらに、「How are you」以外もほぼ同じことをメチャクチャ声掛けてきます。
彼の帰宅時に風呂にいようが関係ありません。
どこにいるの?元気?映画行こうぜ!こっち来て飯食えよ!
風呂にいてもそんな言葉が飛んできます。
お前さっき俺がメシ作って食っとったの見たやん、って時でも「こっち来て飯食えよ!」と誘ってきます。
ありがたいっちゃありがたいですけどね。
・友達がいない
オーストラリアに友達がいない。
来て数日でお気に入りフレンド登録されました。
奥さん(40代後半)のエピソード
そんなイラン人の彼の奥さんですが、イラク人です。たしかオーストラリアに住んで20年近かった気がします。
・敬虔
前述した通り彼らはムスリムでイスラム教ガチ勢なんですが、奥さんの方はちょっと敬虔すぎます。
ド定番の日本人答えづらさトップレベルクエスチョンの「宗教は何?」をぶつけられた時に「仏教徒」と答えた時にはそれとなくイスラム教の素晴らしさを伝えられました。
仏像とかブッダのことをディスられたのでもし俺が仏教ガチ勢だったら宗教間戦争勃発してまうぞってぐらいには仏像とかの偶像崇拝をディスってきましたね。
「今度コーラン見せてあげるから勉強しなさい」と言われたのでもしかしたらシェアハウスを出る時にはムスリムになっているかも知れません。
・すぐディスる
敬虔なのに関連してすぐディスります。
大家さんとちょっともめてた時も「愚かな女め」「私たちに嫉妬してる」だとか言ってました。
外であった人にも何か少し不備や不思議なところがあったりすると「嫉妬してるからあんなことするんだ」とか言います。
そこから世界にはそういう人たちがいるんやで、と私に教えを説き始めるのです。
・ワタニ
旦那さんはちょっとアホなので全く私の名前を覚えられないため「ジャパニ」とか呼んでくるのですが、奥さんのほうは完全カンペキに私の名前を覚える気がありません。
二日目ぐらいに「ワタニ」と呼ぶ宣言されました。
それからずっと「ワタニ」です。和民ワタミみたいでちょっと嫌だなと思いますがどこから「ワタニ」を引っ張ったのかとても謎です。
旦那さんに「またね」と日本語を教えたのが紆余曲折を彼女の中で経て「ワタニ」に変換されたのかも知れません。
こんなところで「ワタニ」なんて名前を授かるだなんて思ってもいませんでしたね。
・息子
私は息子みたいなもんらしいです。
そのためか分かりませんがいろんな食べ物を施してくれます。勝手に私の皿に盛るので使おうと思った皿がなかったりします。
何故か玉ねぎが好きだと思われていて付け合せに生玉ねぎ食うハメになってます。
あと、やたらトマトペースト混ぜた飯が多いです。
ちゃんと自分でメシ作ってるのでいらないなぁ〜と思うのですが感謝はしてます。
いろいろとおせっかい焼いてくれます。
・アリ
私たちは一階の部屋で生活しているのでめっちゃアリが出ます。
部屋の奥に穴が沢山あったりして壁の木材に住んでるんじゃねぇかってぐらい小さいアリが出ます。
大きい赤いアリもいますがそいつはデンジャラスらしいです。デンジャラスだからといって粉のタイプの殺蟻剤を買ってきてくれました。
ボロボロ死んでいくので部屋の掃除が大変です。
あ、ちなみに綺麗なタイル張りなので自室は靴を脱いでます。
他にもIHのコンロしかないのでカセットコンロ貸してくれてます。
そういう点ではとてもありがたいです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
こんな人らとツチノコみたいなトカゲたち動物と生活を送っています。
共同キッチンなので豚とアルコールを一応禁じています。勝手に気を使ってるだけですけど円満に行きたいので。
安い豚肉が食えないのはちょっと痛いですね。
ハムとかも豚だし面倒です。バリエーションが減る。
アルコールについては誕生日に解禁してビール飲んでましたがバレて微妙な空気になりました。
旦那さんは寛容ですけど奥さんは他人の価値観にあまり寛容ではなさそうです。
例えば「豚肉は体に悪い」「7UP(炭酸)はお腹にいい」みたいな根拠どこにあるんだろう?みたいな事結構あります。素直に「豚肉は宗教でダメなんだ」ぐらいでいいと思うんですよね。
自分が食べれないからと言ってディするのは良くない。私も普通に美味しく食べてることを考慮して欲しい。とんかつDJアゲたろうが泣くぞ。
今のところそれ以外問題は無いので最後まで平和に行きたいですね。
ちなみに上の階にも別の人が住んでいるのですがほとんど交流がありません。
以上、隣人と釣りに行ってきた紅茶大伯爵でした。
コチラもさすがに夜は冷えてきました。
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